福さがし

毎日の中にある福や喜び、楽しさを貪欲に見つけていきたい。
ご機嫌さんでいこう!

問いかけ

『君たちはどう生きるか』
子供たちに向けられた哲学、道徳の書。
本屋さんで見かけて知ってはいた。
読むキッカケは、『パンダの温度』という幸せ心理学のユーチューブで紹介されていたから。
友達とのこと、学校でのこと、ひとつひとつの出来事を一生懸命考える中学二年生のコペル君。
そんなコペル君を温かく見守る叔父さんからの心のこもった言葉の数々。
それは、私自身の子供の頃の説明のつかない漠然とした気持ちや、見て見ぬ振りしていたズルい自分、ものすごいワクワク感、などなど色んなことを思い出させた。
心の奥がザワザワしたり、キューっとなります。
目を逸らさず真っすぐ見つめ深く考えること、勇気を持つこと、自分の芯を持つこと。
『僕たちは、自分で自分を決定する力を持っている。
だから、誤りから立ち直ることも出来るのだ。』
叔父さんからコペル君へのこの言葉は、私にも勇気をくれました。
戦前に書かれたこの本。今とは情報量、スピードまるで違う。
私たちは情報の波、慌ただしい毎日に飲み込まれていないだろうか?
一つのことから広い世界へと、ゆっくりじっっくり考えを張り巡らせていることは出来ているのだろうか?
自分自身の軸を持っているのだろうか?
勇気を持って誠実に生きているのだろうか?
そんなことを考えてました。
この本を読んで良かった。
でも、願わくば子供の頃に出会いたかったなあ~。